こんにちは
インテリアコーディネーターのゆうです
この記事はこんな方にむけて書いています ↓↓
- 論文ってなんか難しそう…
- 国語が苦手だけど、大丈夫かな?
- コツがあったら教えて欲しい
僕は学生の頃、国語がどの教科よりも苦手でした
漢字は書けないし、文章を読むのも苦手…
読書をするようになったのも、30歳を過ぎてからです…
そんな僕でも、インテリアコーディネーター2次試験に一発合格する事ができました
国語の得意・不得意は関係ありません
論文を書くには、ちょっとしたコツがあるようです…
それを僕は、「ユーキャン」で学びました
今回は、論文がラクに書ける5つの手順をご紹介します
✔ 「論文」の重要性がわかります
✔ 文章がヘタでも2次試験に合格できる事がわかります
✔ 論文がラクに書ける5つの手順がわかります
※この記事は5分で読めます。この記事を読み終わる頃には、「論文」をラクに書けるコツを理解できます。是非、次の行動につなげてください。
論文は練習をする必要がない??【2次試験】
1次試験に合格すると、いよいよ2次試験です!
2次試験は、プレゼンテーションと論文の記述式になります
プレゼンテーションは、設問の指示に従ってインテリア計画を立て、平面図や立面図などのプレゼンテーション資料を提案するというものです
論文は与えられたテーマに沿って、指定の文字数で文章をまとめます
今回は、論文についてのお話です。
2次試験の試験時間は180分で、プレゼンテーションが140~150分、論文が30~40分くらいの時間配分がよいと言われています
論文なんかに時間をかけず、プレゼンテーション(製図)に時間をそそげ!!
勉強時間は、「プレゼンテーション:論文 = 9:1」
と言われてしまうくらい、論文は軽く見られてしまいます
ユーキャンのテキストにも、
論文だけで不合格となる可能性は低いので、あまり心配する必要はありません。気の利いた言い回しは不要です。どうしたら自分の意見が相手に伝わるかを意識して、気楽な気持ちで取り組んでみましょう。
(引用:ユーキャン やさしく学べるインテリア3)
と書いてあります
だからと言って文章を書く練習をしておかないと、本番ではまったくペンが進みません…
初めてやってみると、以下の事でつまづきます ↓↓
- 600文字は結構長い
- 漢字が書けないことに気づく
- 文章の構成が難しい
- 30分では短い
- 手書きは疲れる
という状態になります
とくに最後の「手書きは疲れる」は、本番で力がはいった状態で文字をたくさん書こうとすると、手がだんだんマヒしてきて変な汗がでてきます…
僕も試験本番の最後のほうは、手も痛いし、時間もないし、疲れたし…で泣きそうでした
ホントです…
だから、心にゆとりをもって試験にのぞめるよう、しっかりとした練習が必要になります!!
僕が書いた「論文」を公開します…。【2次試験】
僕は、2018年度のインテリアコーディネーター試験を受験して、なんとか合格できました
その時、実際に解答した論文をご紹介しますね
恥ずかしいのですが…。
まず、こんな問題でした ↓↓
設問 寝室における床の仕上げ材について
依頼主から寝室の床材を「カーペットかフローリングのどちらにするか迷っている」と相談された場合、インテリアコーディネーターとして、どんなアドバイスをしますか。
カーペットについてはウールを、フローリングについては無垢材を想定し、それぞれについてキーワードを3つ選んで(重複可)、解答欄に550~600字で記述しなさい。
(キーワード)
・吸音性 ・メンテナンス ・吸放湿性
・デザイン性 ・歩行感 ・コスト
そして、こんな感じの解答を書きました ↓↓
寝室の床材について、悩む人は多いはずである。カーペットかフローリングどちらが良いのか考えてみたい。
寝室は寝る前のゆっくりとした時間を過ごすための場所である。それゆえに、お風呂上りの素足でのんびりと過ごす人も多いだろう。その場合はカーペットがおすすめである。足ざわりが良く、吸音性にもすぐれている。
ただ、カーペットにもデメリットがある。もし、飲みものをこぼしてしまったらどうだろうか。こういった心配があるようであれば、フローリングの方がメンテナンス性が良い。簡単にふき取る事もできるし、水拭きもできる。
次は、デザイン性についても考えてみたい。カーペットはフローリングに比べると、色や柄が多く選べるので、デザイン性に優れている。寝室はリビングに比べるとプライベートな空間なので、自分達の好きなデザインを選べるのも楽しみのひとつだ。
カーペット、フローリングには、それぞれメリット・デメリットがあるが、どちらのメリットもうまく取り入れる為に、私はフローリングで施工し、カーペットをピース敷きする事をおすすめしたい。ピース敷きであれば、汚れたとき飽きた時など、簡単に変える事ができるので、カーペットのデメリットをカバーすることができる。
インテリアコーディネーターとして、メリットデメリットをしっかりと勉強し、適切なアドバイスができるよう日々努力していきたい。
(約600文字)
どうですか??
この時は、思いついた事を書いていくだけで、精一杯でした
あとで見返すと、恥ずかしくなるくらいヘタな文章ですね…
でも、なんとか時間内に全て書き終わり合格はできました…
合格できたポイントは、きっと以下の3つだと思います
- 時間内に、解答用紙を埋めることができた
(白紙ではなかった) - 文章を、550~600文字におさめる事ができた
- キーワード3つを含めて書く事ができた
「文章のプロ」を目指す試験ではないので、内容はソコソコで良いのだと思います
まずはしっかりと、時間内に完成させる事を目指してがんばりましょう!!
実際に論文を書いてみよう!!【2次試験】
次は、実際に論文を書いていく手順について解説していきますね
先程もお話したように、論文は30~40分を目安にクリアしましょう
論文作成の手順は以下です ↓↓
- 課題を読んで、論文の方向性を考える (5分)
- キーワードから論文の内容を具体的に考える (10分)
- 論文の組み立てを考える (10分)
- 解答欄に書く (10分)
- 見直す (5分)
①課題を読んで論文の方向性を考える (5分)
まずは、課題をよーく読んで、どのような結論にもっていくかを考えます
今回の課題は、「カーペットかフローリングのどちらにするか迷っている」という事なので、それに対する提案がそのまま解答になります
だいたいの論文は1次試験で得た知識を、そのまま生かして書く事ができるようになっています
試験中に、僕が考えた事はこうです ↓↓
「カーペットかフローリングのどちらにするか迷っている」という事だから、
カーペットとフローリングのメリット・デメリットを比較して、
どっちが良いかの提案をする感じだね…
最後の結論は、キーワードを見ながら考えよう♪
②キーワードから論文の内容を具体的に考える (10分)
次に、キーワードを見ながら、課題の結論に結び付けられそうなものを探していきます
論文を書くための、材料を探すイメージです
試験中、僕はこんな事を考えていました… ↓↓
キーワードは…
・「吸音性」、カーペットの方が良さそうだよね…ふわふわしているからね
・「メンテナンス性」、何かこぼしたときにフローリングの方が簡単に拭けるね
・「吸放湿性」、何それ?? なんて読む?
・「デザイン性」、いろいろな色や柄があるから、カーペットの方がいいでしょ?
・「歩行感」、よくわからない…
・「コスト」、ん~ よくわかん。
じゃぁ「吸音性」と「メンテナンス性」と「デザイン性」を使って、カーペットとフローリングを比較しよう
でも、どちらが良いとも言い切れないから、ピース敷きにしよう
ピース敷きは1次試験で勉強したからね♪
…
カーペットはウールとか書いてあるけど、ウールの特徴は忘れちゃったし…
フローリング無垢材の特長をだすと、よくわからなくなるから、
一旦、無視して書こう (笑)
時間ないしね… (;^_^A
こんな、いい加減な感じで方向性を考えました
③論文の組み立てを考える (10分)
ここからは論文の組み立てです
僕は、ユーキャンで論文を学びました
その際に、書いてあった大事なことは、
論文は、「序論」、「本論」、「結論」の3つで構成する
という事です。
「序論」は、これから何について述べるかといった、解答の方向性を示します
「本論」では、設問についての答え(提案)を、具体的に書いていきます
「結論」では、インテリアコーディネーターとしての、まとめの一文を述べます
このような順序で文章を作っていきます
序論と結論は、全体の1~2割、「本論」が7~8割で書くイメージです
僕の場合は、試験で渡される下書き用紙に、
ばーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、
思いつくままに、文章を書いていきました
こんな感じです
(字がきたなくて読めないですね…)
勉強していく中で、論文の「型」のようなものを作りました。
それはこんな感じです
- 序論
・〇〇(設問)について考えてみたい。
・〇〇(設問)について提案したい。
…など例.明るいインテリアにするための、色彩計画を提案したい - 本論
△△については~
□□については~
よって、××(結論)である。例.アクセントカラーは…
アソートカラーは…
ベースカラーでベージュやホワイトなどの明るい色を用いると良い - 結論
インテリアコーディネーターとして、〇〇していきたい。例.依頼主の要望に応えられるように、さまざまな商品知識を身に付けられるよう努力していきたい
全部が当てはまるかは分かりませんが、なんとなく
この「型」に当てはめて考えると、スムーズに書けます
ユーキャンの模範解答が、だいたいこの「型」で作ってあります
④解答欄に書く (10分)
次は、先程の下書き用紙を参考にして、解答欄に答えを書いていきます
僕の場合、下書き用紙には、文章で書いてしまっていたので、
再度、読み直しながら、解答用紙に写していきました
その際に、気を付ける事は以下の3つです
- 解答欄のマス目の文字数を確認する
- できるだけ丁寧に手早く書く
- 「序論、本論、結論」で書く
まずは、マス目の文字数を確認し、550文字や600文字のラインに目印をつけます
その目印を超えるように、考えて書きましょう
また、字はできるだけ丁寧に…
時間がなくて焦りますが一度、深呼吸をして落ち着きましょう
先ほどお話した、「序論、本論、結論」の順番で、
「型」に当てはめて、書いてみてください
下書きがしっかりできていれば、10分前後で書き終えると思います
⑤見直す (5分)
最後は見直しです
本番では、時間がなくて見直しもできませんでした
本当は、以下のような点を見直しましょう
- 設問に対して、しっかり答えを述べているか
- 指定のキーワードを使っているか
- 550~600の文字数が守られているか
- 誤字・脱字がないか
- 書き出しや段落の始まりは1マスあけているか
- インテリアコーディネータ―の立場で述べているか
是非、時間に余裕をもって確実に仕上げていきましょう!!
まとめ
それでは要点だけまとめてみます
この記事で一番言いたい事は、
論文もしっかりと練習しないと、本番で書けなくて困るよ!!
という事と、
「型」を学んで、少しでもラクに書こう♪
具体的には…
- 序論
・〇〇(設問)について考えてみたい。
・〇〇(設問)について提案したい。
…など例.明るいインテリアにするための、色彩計画を提案したい - 本論
△△については~
□□については~
よって、××(結論)である。例.アクセントカラーは…
アソートカラーは…
ベースカラーでベージュやホワイトなどの明るい色を用いると良い - 結論
インテリアコーディネーターとして、〇〇していきたい。例.依頼主の要望に応えられるように、さまざまな商品知識を身に付けられるよう努力していきたい
という書き方がおすすめです
文章に自信がない…
論文がすごく心配…
という方は、参考にしてみてください
この方法は、ユーキャンで学びました
興味がある方は参考にどうぞ
また、論文の練習する為の、過去問をまだお持ちでない方は、下の記事をどうぞ。